Self-Realization Fellowship 東京瞑想グループ

祈りの力:
人類に対する最も大切な奉仕

霊的に敏感な人は他人の苦しみを自分のものとして感じます。数え切れないほど多くの人々が戦争、貧困、病気、不安、生きる目的の喪失によって苦しんでいる今日の混乱した世界の中で、 思いやりの心をもつ男性、や女性は当然のことながら、世界中のみずからの兄弟、姉妹たちの幸せな生活について深い関心をもっています。彼らはいつもこのように考えています、“世界中で起こっているたくさんの問題を少しでも解消するために、一体この私に何ができるのだろうか?”

この問いに対するパラマハンサ ヨガナンダの答えは明快です。“自分自身の中に、そしてあらゆる生命あるものの中に神が存在することを実際に経験して知るというスピリチュアルな意識だけが世界を救うことができる。これ以外に平和を得る方法はあり得ない。まずあなた自身から始めなさい。無駄にできる時間はありません。神の国を地上にもたらすために自分の勤めを果たすことは、あなたの義務なのです。”

内なる神の存在と愛を実際に経験し、その輝きを今度は外に示しなさい。そうすることだけが 人類が抱えている多くの問題に対する唯一の具体的な答えであると歴史上のあらゆる聖者、大師の方々が教えています。なぜなら、わたしたちの意識とこの世の状況とは密接な関係にあるからです。人々が”政治”、”社会”、”国と国との関係”について語るとき、多くの場合、これらの問題が数百万人の個人の想念と行為が積み重ねられたものであるということを理解してはいません。世界の 状況を変える唯一の方法は、私たち自身を変えることなのです。パラマハンサ ヨガナンダはこう 言っています。

“大混乱や多くの犠牲者を生じる突然の自然災害は神の御業ではありません。このような災害は人間の想念と行為の結果なのです。誤った想念と行為のために有害な波動が蓄積され、善と悪の波動のバランスが崩れると大災害に見舞われるのです…..

複数の戦争は定められた運命ではなく、物質的な利己主義が蔓延することによって引き起こされるのです….. 物質主義が人の心を支配すると、精妙な否定的電磁波が放射されます。この  電磁波が蓄積されると自然界の電気的なバランスが崩壊し、地震、洪水、その他の災害を起こすのです。

以下の文章は国連本部内にある瞑想のための部屋に掲示してあるダグ ハーマスホルト氏の言葉です。

人類はみずからの誤った想念の結果を回避するために神と向かい合わなくてはならない歴史上、非常に重要な分岐点に至っています。少数の人だけでなく、世界中の人々が祈らなくてはならないのです。シンプルに、熱心に、心を込めて、そして信仰が深まるにつれて更に深まる力を込めて祈らなくてはなりません。

神の霊が世界中の国々の指導者の心(hearts)と理性(minds)に降臨することを祈ることによって彼らを変えていかなくては(condition)なりません。そして、平和が実現するように日々の生活において神の援助を求めることによって、私たち一人一人を変えていかなくてはならないのです。

教会で、家で、電車の中で、車を運転しているときも、仕事をしているときも祈らなくてはなりません。そして、その努力を続けなくてはならないのです。今、私たち一人一人の存在が大切なのです。一人一人の神の救いを求める能力(ability)こそが平和と調和という黄金の鎖を結び合わせるために無くてはならない絆(link)なのです。

祈りは神の救いに関心をもち、それを求めている人による力強い愛の表現なのです。祈りと祈りを込めた(prayerful)行為によって、あなたも世界を変える手助けをすることができるのです。


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個人と国家間に癒しがもたらされる

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